Sep 10, 2011

Eternal Sunshine of the Spotless Mind Review


何度でも、愛せる人との出逢いに憧れます。
マルコヴィッチの穴のチャーリー・カウフマンの不思議な世界と共にきゅんとするラブストーリー。

★評価
★★★★☆

変わった髪の色をしているケイト・ウィンスレットの映画という認識で知ってはいたけど
見る気はしていなかった映画ですが、見てみると、あれ?ただのラブストーリーではないな?と
思い始め、見終わったあとは好きな映画になりました。
不思議な世界と、時系列の並べ方、こんなデートがしてみたい、こんな女の子になりたい
ヒロインのクレメンタインのような唐突で、積極的で、よく分からなくて、でも魅力的で、切なさも持ってて、先が読めない物語だと思いました。

まずジムキャリーが普通の男の役なんだあ〜とびっくりしました。
コメディ俳優かと思ってたから、てっきりコメディ恋愛映画かなと思ってました。

唐突な出逢いから、いきなりの破局。
あれ?なにがあったのよ?と興味を惹く流れ。

それから、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)がジョエル(ジムキャリー)との恋愛の記憶を消したと知る。
それほど、嫌いになってしまったのはなぜなの?とさらに物語は進む。

すると、ムキになったジョエルまで記憶を消したいと専門の病院に行く。
そこでこんな療法があるなら、ちょっと消したい記憶あるなあ...と思いましたが
最後まで見ると、どんなに哀しい、苦しい記憶でも大切なんだと思い直しました。

記憶を消す治療には、今までの消したい記憶の想い出を思い出す事をしなくてはいけなくて
それが辛いジョエル。
だって、本当はまだ好きだし、やり直したいし、でも、クレメンタインが記憶を消したのなら
俺だって、消してやる... そんな意地を張っただけの決意はだんだん幸せな想い出を思い出していくうちに崩れていきます。

その想い出は、ジョエルの頭の中で再生されているので、不思議なことが起こります。
その映像がマルコヴィッチを思い出させる面白映像になってます。

時系列がめちゃくちゃなので、クレメンタインの髪の色を参考にするといいかも。

ジョエルの頭の中で思い出される甘くて、きゅんきゅんする想い出は次第に消されていきます。
やっぱり、記憶は消したくない!!中止してくれ!!!

頭の中で叫んでも、記憶はどんどん消されていきます。
崩れていく想い出の中で、クレメンタインが発する言葉はジョエルの願いそのものだった。

ジョエルとクレメンタインの恋愛とは別で、院長とメアリーの恋愛も良かったですよ。
どんなに記憶を消しても、身体は覚えてるというか、記憶の芯みたいなものはなくならないんだなって。

愛は記憶を超える?

ネタバレはしたくないけど、しちゃう?みたいなレビューですが
最後の部分は書かないでおきましょう。

ケイト・ウィンスレットってマドンナに似てるな...


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